朝が起きれなくて、
ベッドからなかなか出れない方は
多いと思います。
冬場ですと、寒さが増して
余計に出れなくなってしまいます。
人間は本来、
約24.2時間の体内時計のリズムで
生きているといわれています。
周りの情報が何もない部屋で
生活をさせられると、
30分~1時間ずつ
起きる時間は遅くなるのです。
私たちは毎朝、
光や食事によってリセットして
24時間のリズムにしているのです。
ですから、朝が起きれない原因は
ここのリセットが
うまくいかないことにあります。
・何らかの病気
・リズムが乱れている
・体内時計が人より長い
このような原因があげられます。
生活リズムが乱れている方は、
生理的に朝が起きづらくなります。
夜勤があって、
どうしてもリズムが
乱れてしまう方もいらっしゃいます。
日中に予定がないので
お昼寝をしてしまって、
そのせいで睡眠のリズムが
とれなくなってしまう方もいます。
また、体内時計が
普通の人よりも長い方もいます。
体内時計の長さは人によって異なります。
体内時計が長いと、
毎朝大きな調整が必要となってしまうので
なかなか起きることができません。
いわゆるロングスリーパーと
呼ばれるケースです。
◎体内時計とメラトニン
体内時計は、メラトニンという
ホルモンを介して
覚醒と睡眠のリズムをつくっています。
メラトニンは常時分泌されますが、
20時頃より分泌が高まり、
真夜中にピークとなり、
朝方にはほとんどなくなります。
メラトニンと光は密接に関係していて
2つの大きな影響があります。
1つ目は、光を浴びると、
メラトニンの分泌が抑制されます。
光の刺激が目に入ると、
視床下部にある視交叉上核という
部分に伝わります。
そこから、松果体へ情報を伝えます。
この松果体が
メラトニンの分泌を抑制します。
2つ目は、メラトニンが
日中に抑制されていると、
夜間のメラトニンの分泌量が増えます。
ですから、日光浴などで
日中に十分光を浴びることは大切です。
ですから、体内時計を考えるには
メラトニンと光の関係が
とても重要になります。
体内時計のリズムをいかにリセットして
しっかりと合わせるかが
キーとなってきます。
体内時計は光と同調していますので
できるだけ
太陽と同じリズムに合わせましょう。