ほとんどのクリニックで、
妊娠中に医療脱毛を受けることは
残念ながらできない状況です。
仮に施術を行ったとしても、
妊娠中は身体が大きく変化しているため、
脱毛効果を得られないことが多いことや
薬の服用などからです。
一方、授乳中も
多くのクリニックが禁止しています。
◎脱毛時のストレスが
身体に影響するかもしれない
妊娠・授乳中のストレスは大敵です。
しかし、施術時に痛みを感じたり、
その後に肌の赤みなどの
肌トラブルが発生したりした際に、
不安を覚えることが
ストレスに繋がる恐れがあります。
特に妊娠・授乳中は、
ホルモンバランスが不安定なので、
通常なら気にならないようなことにも
敏感になりやすく、デリケートな状態です。
余計なストレスを与えないためにも
脱毛は避けた方が良いとされています。
◎妊娠・授乳中は毛周期が安定していない
私たちの毛は、
成長期・退行期・休止期と呼ばれる
3つの段階を繰り返しながら
生えてくるのですが、
このサイクルのことを毛周期といいます。
一般的に医療脱毛は
この毛周期に合わせて施術をすることで
脱毛効果を得られるのですが、
妊娠・授乳中は毛周期が乱れやすいため、
毛のサイクルが正常に働かず、
効果を得られない可能性が高いです。
そのため、妊娠・授乳中の医療脱毛は
効果が出にくい可能性があることを
覚えておきましょう。
◎万が一の肌トラブルの際に治療がしにくい
妊娠・授乳中は、
服用できる薬が制限されます。
万が一、施術後に肌の赤みや痛みなどの
肌トラブルが発生した際に、
処方できる薬が限られてしまうと、
適切な処置を行えないかもしれません。
肌トラブルの治療が
スムーズにいかない
可能性があると思うと、
とっても不安です。
このような理由から
肌トラブルの対処がしにくい
妊娠・授乳中の脱毛は
やめたほうが良いとされています。
◎陣痛に繋がる可能性がゼロではない
可能性は限りなく低いものの、
脱毛時の痛みや施術中に感じた刺激や、
ベッドに横たわる姿勢が
陣痛を誘発する可能性も考えられます。
ストレスや毛周期、投薬以外にも
妊娠中に脱毛を受けて
陣痛に繋がった場合の対処が
難しいという理由から、
妊娠中の施術を
断っているクリニックが多いのでしょう。