一言に便秘と言っても、
その種類は大きく分けて
以下の4種類になります。
・ストレス型
・腸のぜんどう不全型
・直腸・肛門型
・複合型
便秘のタイプにより
対策が変わってくるので
自分はどのタイプの便秘なのか判断して
便秘改善に向かっていってください。
◎ストレス型
ストレスが原因で
自律神経が乱れてしまい、
その結果便秘になっている方は
ストレス型の便秘です。
自律神経には
交感神経と副交感神経とあり
交感神経とは興奮モードの時の神経で
日中をピークに働きが高まります。
逆に副交感神経とは
リラックスモードの時の神経で
夜に働きが強くなります。
どちらかが高い働きをしている間は、
もう片方の働きは低くなるのですが、
このバランスが保たれているのが
正常な状態です。
胃腸などの消化器官は、
副交感神経が優位な時に
活発に働くのですが、
ストレスが溜まっていると
交感神経の働きが高い状態が続くため、
消化器官の働きが弱くなってしまい、
その結果便秘に
なってしまうという流れです。
そんなストレス型の便秘の方の対策は
・自律神経のバランスを整える
・腸活におすすめな食事を摂る
の2パターンです。
◎腸のぜんどう不全型
私たちが食べ物を食べると
胃で消化され腸に流れていきますが、
この腸で食べ物を移動させるために
尺取虫(しゃくとりむし)の様に
ぐにょぐにょと伸縮を繰り返しいます。
この動きをぜんどう運動というのですが
この動きが低下してしまうと
食べ物が腸内で
先に進まなくなり便秘になります。
また、食べ物が腸内に長く留まると
異常発酵(腐敗)して
毒素を出します。
この状態は悪玉菌を増やしてしまい
腸内環境が悪化してしまします。
そんなぜんどう不全タイプの
便秘を解消するには、
自律神経のバランスを整える
おすすめな生活習慣を行うことです。
後は副交感神経を上げる為に
簡単なストレッチや体操をしましょう。
伸びをして全身を伸ばしたり、
手首や足首も回すようにしましょう。
身体をひねり腸を刺激したり、
呼吸を止めない様に腹筋をしたり、
うつ伏せに寝て上体起こしをしたり
することもおすすめです。
◎直腸・肛門型
複合タイプ以外では
最後の便秘タイプとなる
直腸・肛門型の便秘についてです。
通常は便が直腸にたまってくると
肛門括約筋が反応して
脳に排便の指示をだすのですが、
この肛門括約筋の反応が鈍ってしまうと
便意を感じなくなり
便秘となってしまいます。
肛門括約筋には
内肛門括約筋と外肛門括約筋と2種類あり
これらが押し合うことで
脳に排便のサインが送られます。
肛門括約筋を鍛えるトレーニングとして、
またわり股割りをしたり
肛門ツイスト を行いましょう。
それ以外の対策としては、
自律神経のバランスを整える
おすすめな生活習慣を取り入れたり、
腸内環境を整える食事を
心掛けたりしましょう。
◎複合型
・ストレス型
・腸のぜんどう不全型
・直腸・肛門型
の3種類の便秘タイプのうち、
2つ以上を複合している
便秘タイプを複合型と呼びます。
一概に自分がどの便秘タイプか
判断つかない場合は、こ
の複合型の可能性が高いので
ここまでにお話した内容を
一通り意識して
生活していくことがおすすめです。